-
ケアが必要な子どもさんと一緒におうちで暮らしていくことになり、嬉しい気持ちや、(ケアがうまくできるかな)という不安な気持ち、いろんな思いを抱えていらっしゃるかもしれません。でも、家族みんなが一緒に生活できるということは、兄弟にとってもうれしいことでしょうし、子どもさん自身も、とても喜んでいることと思います。
これから先、乗り越えるべき問題や壁が出てくることもあるかもしれません。疲れちゃったかな、と思うときもあるかもしれません。頑張りすぎないことは大切だと思います。疲れ果てる前に、周りの助けをうまく利用することも大切です。困ったときに、周りを見回したら、手助けしてくれる人がきっといます。私たちもお手伝いします。ご家族と一緒に、いろんな問題を考えてゆければと思っています。子どもさんが病気にかかってしまったことは、とても残念なことですが、いつか、こども達は私たちに、‘大切なこと’を教えてくれます。そしてまた私たちは、ご家族からも、いろんなことを教わるのです。
この場が、それぞれの‘知っていること’を持ち寄って、みんなで支えあう場になることを願っています。
五反田内科クリニック 小児科医師 藤山りか