「この子を自宅で看られるかしら?」と、医療的ケアの必要なお子さんが退院される時は、だれだって不安になります。でも大丈夫です、かならず良い方向に向かいます。当院がこれまで訪問診療という形でお手伝いさせていただいたお子さんは20人を超えますが、どのご家族も「おうちにつれて帰って本当に良かった!」とおっしゃっています。あなたもきっとそうなります。困った時は無理をせず、私たちを含め周りの人にどうぞ遠慮なくSOSを発してください。「お互いさま、おかげさま」の心持ちで、お子さんにとっていちばん良い道をいっしょに探しましょう。
鹿児島生協病院 院長 樋之口洋一