環境
赤ちゃんのお部屋は、自然光が程よく差し込むところで風通しが良く、静かで落ち着ける環境が理想的です。
温度と湿度の目安
- 室温:冬は20℃位 夏は26℃~28℃
- 湿度:40~50%
夏の暑い季節
- 直射日光が赤ちゃんに当らないようにしましょう。
- エアコンや扇風機の直風があたる位置に赤ちゃんを寝かせないようにしましょう。
- 赤ちゃんは結構暑がりです。大人より新陳代謝が良いので、背中に汗をかいていないかをこまめに確認しながら、着衣で調整しましょう。
- 湿度が高すぎるとカビやダニが発生しやすくなります。お部屋や寝具などに湿気がこもらないように除湿や換気をして調整しましょう。
冬の寒い季節
- 暖房器具を使用するときは2時間ごとに換気を行いましょう。
- 乾燥しすぎると、インフルエンザなどのウイルスに感染しやすくなります。洗濯物を干したり、加湿器を使ったりして調整しましょう。
衣服
赤ちゃんの衣類は、保温調節、皮膚保護の役割があります。いつも清潔な衣服を着せてください。大人と一緒の洗濯で構いませんが、心配であれば赤ちゃん用の洗剤も販売されています。
衣類の素材など
- 木綿などの柔らかい生地で、皮膚を保護してくれる素材のもの
- 汗を吸い取る吸湿性があるもの
- 楽に着脱できるもの
- 洗濯しやすい丈夫なもの(新しい衣類は洗濯してから使用しましょう。)
- 乾きやすいもの
寝具
- 赤ちゃんのお布団は、専用の固めの敷布団を使用しましょう。
- 柔らかいお布団は、窒息のおそれがあるため避けましょう。
- こまめに日光に当て、洗濯して清潔に保ちましょう。
- 掛け物は、温度と湿度が保たれている場合は、バスタオルやタオルケット等で代用できます。
- 枕は必要ありませんが、タオルを四つ折りにして使用してもかまいません。
感染・危険予防
感染予防
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赤ちゃんは病気やばい菌に対する抵抗力が弱いため、周りの大人が予防接種を済ませ、手洗い・うがいを行ってから赤ちゃんに接するようにしましょう。
危険予防
-
目が行き届かないところではうつぶせ寝にしないようにしましょう。少しでも赤ちゃんから離れる時は、必ず仰向けに寝かせましょう。
赤ちゃんの近くに設置が不安定な家具や落下の危険がある物がないか確認しましょう。
上のお子様にも目を向けましょう。ベビーベッドを使用すると赤ちゃんも安心です。
育児用品
それぞれの育児用品の特徴を確認し、季節に合わせたものを準備しましょう。
肌着・衣服
- 肌着 5~7枚(季節に合わせた短肌着・長肌着を必要に応じて用意しましょう。)
- 衣服 3~5枚(季節に合わせた衣服を必要に応じて用意しましょう。)
- 帽子(あると便利です。)
- おくるみ(バスタオルでもよいです。)
おむつ交換
- おむつ(サイズがあったものを用意しましょう。)
- おしりふき
- ビニール袋(排泄物の処理に使用します。)
授乳
- 哺乳瓶と乳首(2セットほどあるとよいです。)
- 粉ミルク
- 哺乳瓶消毒セット(哺乳瓶ブラシと消毒方法による必要器具を用意しましょう。)
- 授乳クッション(あると便利です。)
沐浴・衛生用品
- ベビーバス
- ベビーソープまたは沐浴剤
- バスタオル
- ガーゼハンカチ(10枚ほど)
- 湯温計(あると便利です。)
- 綿棒
- 爪切り
- 体温計
- ベビーローション・ベビーオイルなどの保湿剤(肌にかさつきなどを感じる時)
寝具
- ベビー布団セット(敷き布団は専用の固めのものを使用)
- シーツ
- ベビーベッド(あると便利です。レンタルする方法もあります。)
おでかけ
- チャイルドシート(車に乗せる時には必要です。レンタルする方法もあります。)
道路交通法により、6歳未満の乳幼児にはチャイルドシートを着用することが義務付けられています。つまり、生まれた産院を退院する時からチャイルドシートの着用が必要になります。
新生児の体は非常にやわらかく柔軟性がありますが、後ろからの衝突事故やもらい事故の被害に遭ってしまった場合は、赤ちゃんを抱っこしている大人も大きなダメージを受けるため、赤ちゃんを守ることができなくなります。必ず、利用する車の座席にチャイルドシートを正しく装着し、赤ちゃんに着用させましょう。また、全ての座席でシートベルトの着用が義務付けられています。赤ちゃんを育て、これからの成長を見守っていくためにも、ご家族もシートベルトを着用しましょう。