【開催目的】
この研修は、NICU退院児等の在宅で医療的ケアを必要とする小児(以下「医療的ケア児等」という)やその家族が、一人一人の児に応じた望ましい環境で、安心して療養できる地域の支援体制づくりを推進するため、児の状態に応じた適切な医療的ケアを行うことができるよう、訪問看護師のスキルアップを図ることを目的としたものです。
令和6年度は、鹿児島県の委託を受け、鹿児島県看護協会が実施しました。
【開催日時】
令和6年10月19日(土)
【開催場所】
鹿児島県看護協会(鹿児島市鴨池新町21-5)
【開催内容】
講義
- 地域で暮らす医療的ケア児と家族を支える訪問看護師の役割
実技演習
- 気管切開をしている子供の吸引やケア
- 経管栄養を必要とする子供のケア
- 小児救急蘇生法
- 医療的ケア児等へのリハビリテーション
- 人工呼吸器管理・取り扱いなど
【受講者】
28名
写真は10月19日(土)の実技演習の様子です。
受講者の方々は、実際に医療的ケア児モデル人形を用いて吸引やケア等の際の注意点やコツなどを学んだり、人工呼吸器装置の機能や操作方法について確認を行ったりしていました。
当研修は座学(オンデマンド配信)、実技研修、実地研修の3形態で構成されており、11~12月にNICUのある医療機関での実地研修と県内の医療的ケア児等に対応する訪問看護ステーションへの同行訪問を予定しています。
受講者の声
- 気管切開の吸引手技や経管栄養等は看護の実践の場では今後も多くなってくるため、とても参考になりました。
- 今回の研修を通じて、小児ケアの大切さや難しさだけでなく、楽しさも学ぶ事が出来ました。今後、もっと勉強をして、皆さんと一緒に成長して行きたいと感じました。
- 演習研修が経験の浅い私にとって学びを深める有意義な研修となりました。
【お問合せ先】
鹿児島県子育て支援課
電話 : 099-286-2763